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ニュージーランド、移民用「中央値賃金」を2026年3月9日から時給35.00NZドルに引き上げ 就労・永住ビザの給与基準に連動

ニュージーランド移民局(Immigration New Zealand)は2026年2月18日、移民関連の「中央値賃金」を時給35.00NZドルに改定すると発表しました。施行は2026年3月9日です。この賃金額は、就労ビザや永住申請、パートナーの扶養などの給与・収入基準に使われます。ニュージーランドで働いている人、働くことを考えている人、家族を呼び寄せたい人に関係します。

同時に、Accredited Employer Work Visa(AEWV、認定雇用主就労ビザ)では、スキルレベル1〜3の47職種が国家職業リスト(NOL)で新たに認定されました。

中央値賃金の改定内容

新しい移民用の中央値賃金は、2025年6月のデータに基づく時給35.00NZドルです。週40時間・年52週で単純計算すると、年収72,800NZドル相当になります。この年収換算は、時給からの計算値です。

中央値賃金とは、賃金を高い順に並べたときにちょうど真ん中に来る額のことです。移民制度では、この額を基準にして、いくつかの要件が決められています。移民局によると、中央値賃金に連動する主な設定は次のとおりです。

  • Green List(人材不足の職種リスト)の給与要件
  • 広告掲載や最低スキル要件の免除(中央値賃金の2倍以上の給与の職種)
  • 低スキル職種の最長5年滞在ルールの対象外となる給与水準(中央値賃金の1.5倍以上)
  • パートナーと扶養する子どもの収入要件
  • Skilled Migrant Category(SMC)、Green List、Transport WTR(運輸関連の就労者向け永住枠)の給与基準

申請者によっては、より高い給与段階が必要になる場合があります。たとえば教師は、以前はStep 4でしたが、今後はStep 5が必要です。

なお、AEWVそのものについては、一般的な中央値賃金要件が2025年3月に廃止されています。ただし、一部の設定は今も中央値賃金に連動しています。

パートナー扶養の収入要件

パートナーを扶養する場合の収入要件も、次のように上がります。

区分変更前(時給)変更後(時給)
スキルレベル1〜326.85NZドル28.00NZドル
スキルレベル4〜550.34NZドル52.50NZドル
Green List33.56NZドル35.00NZドル

扶養する子どもの収入要件の具体的な金額は、発表ページには示されていません。

国家職業リスト(NOL)の拡大

NOLは、ニュージーランド移民制度で職種を分類するための新しいリストです。現在も多くのビザ申請では従来の分類(ANZSCO)が使われており、NOLは段階的に導入されています。

今回、AEWVのスキルレベル1〜3で47職種が新たに認定されました。シェフ関連の職種は、スキルと経験年数によって細かく分けられています。個別の職種名は発表ページには載っておらず、移民局のNOL職種のページで確認する必要があります。

一方で、次の3職種はスキルレベル3から4に再分類されました。

  • ペットのトリマー(pet groomer)
  • ナニー(nanny)
  • ケンネル(動物預かり施設)の作業員(kennel hand)

ただし、2026年3月8日までに提出されたJob Check申請で、その時点の区分で承認されたものは影響を受けません。関連するJob token、AEWV申請、Job Change requestも同様です。また、求人は少なくとも14日間の広告掲載が必要です。

親カテゴリーなどは別途発表

親(Parent)カテゴリーとParent Boost Visitor Visaの、スポンサーの収入基準は、今回の発表には含まれていません。これらは2026年後半に別途発表される予定で、金額は示されていません。

まとめ

ニュージーランドの移民用中央値賃金は、2026年3月9日から時給35.00NZドルになりました。Green Listやパートナー扶養の収入要件、永住系の給与基準などが連動して変わります。新しい職種が認定される一方、一部は再分類されています。申請を考えている人は、自分の職種のスキルレベルと給与がどの基準に当たるかを、移民局の最新情報で確認してください。

出典

出典: New occupations recognised under the National Occupation List and annual median wage increase